並木の中央部には円形のロータリーがあり、その内側が植え込みとなっている。そこには写真のように「吾唯足知」と刈り込まれた文字がある。これは、仏教ではお釈迦様の言葉として有名で「われはただ足を知る」と読む。「人は欲張らずに今の自分を大切にしなさい」という教え、とのことだ。この植え込みは前述の高台からもはっきりとは見えない。この文字を認識している人は来園者でも少ないのではないだろうか。今回の撮影によってこの文字も上空から捉えることができた。
桜と富士山の組み合わせは、日本人のDNAに強く訴えるかける何かがあるような気がする。えも言われぬ懐かしさを感じるのは自分だけであろうか。
今回の撮影は、園から特別な許可を頂戴し行うことができた。桜が見頃のこの時期は、園は花見の客もかなり増えるようであるが、墓地という神聖な場所を汚すことのないよう、来園時には注意されたい。
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