なぜ、10% 強しか値が下げられなかったのか?
電気は日本の基本エネルギーです。元々そんなに利があるものではありません。そして供給元の発電方法、燃料が同じ場合は、販売会社の利の求め方一つで決まります。このため、利益率位しか下げることができないわけです。それが約10%と言うわけです。
それ以上を望む場合は、発電方法、燃料を変えるわけです。しかしLNGに
せよ、石炭にせよ、海外からの輸入に頼っているのは事実ですし、最新の設備を入れないと「高効率化」による値下げはできません(昔は原子力発電の夢がありましたが、もう怖くて増やせません)。これが理由です。
「値段」以外の選択方法
今、電力自由化を機に、色々な会社が参入しています。中には太陽光発電の電気を供給するところも多々あります。中で、私が心引かれたのは、日本エコシステムの「じぶん電力」。契約すると、ユーザーの家の屋根に無料で太陽光パネルが取り付けられます。そこで発電した電気をユーザーは、27円/kWh(東京エリア)で購入して使うというわけです。
単身世帯だと割高になると思いますが、一戸建ての家族世帯だと東電EPのプランとどっこいどっこい程度になると思います。しかし一番大きいのは、「自分は自然エネルギーを使っているという感触」ですね。
「そんなの一文の得にもならない!」という人もいると思います。しかし、原子力は暴走の可能性があるし、火力で使われる化石燃料は限りがあるのは事実です。となると太陽電池なのですが、まだ少々お高い。この手のモノは、作れば作るほど安くなります。国産メーカーが望ましいのですが、例え海外メーカーでも、いいじゃないですか。地球全体としては、ほんの少しでもイイ方向へ進むわけですからね。
この様に、単純に電気代が「高い」「安い」ではなく、自分のポリシーに基づき選択するのも一手です。