不適切な政策が採られなければ子供世代は豊かに
重要なことは、何千年後かに日本人が最後の一人になれば、財政赤字の問題は何の苦も無く解決する、ということです。このことを充分に認識した上で、では今後何千年かの間に、いつ、どのような財政破綻が生じ得るのかを考える必要があります。
もちろん、政府が不適切な政策を採れば、財政が破綻する可能性も考えられるでしょうが、特に不適切な政策が採られなければ、淡々と日本人の人口が減少していき、子どもは両親の遺産(つまり4人の祖父母の遺産)を相続し、次第に豊かになっていく、ということになるでしょう。その間、財務省は「国の借金を国民一人当たりで計算すると、こんなに増えている」と宣伝して増税キャンペーンを張り続けるでしょうが、気にすることはないのです。
以上が筆者の「暴論」ですが、いかがでしたでしょうか。「非常識だし到底賛同はできないが、理論的に論破することも難しそうだ。今後も論破を目指して頭の体操を続けよう」と思っていただければ、筆者としては幸いです。
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