ドローン・ジャーナリズム

2016年9月6日

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 私はここでドローンにまつわる法律、運用事例、リスクアセスメントなどについて学ぶことができた。これまで我流で飛ばしてきたドローンの操縦技術にさらに自信を持つことができ、安全運航に関する様々な知識を体得することもできた。何よりも意義を感じたのは、様々な分野の様々な企業の担当者とスクールを通じて知り合えたこと。JUIDA認定スクールの1期生ということもあり、ドローンで起業をしたり、自社の新規事業に取り込みたいと考えたりする先駆者的な人々が数多く参加しているのが印象的だった。例えば、ドローンの自動操縦や自律飛行に関連し、ロボット家電への応用を研究している人、医薬品やAEDなどをドローンで運搬することを研究中の人。また、災害発災時にドローンで市街を空撮し、すみやかに被害状況を把握できるような協定を地方自治体と結んだ人などである。

ドローンとの出会いから現在まで

 私が空撮を本格的に始めようと思ったきっかけはDJIの「ファントム」というドローンとの出会いだった。現在も普段メインで使っているのはDJIの「インスパイア1」という機種である。私がDJIのドローンを使っている理由の一つは、現在世界で最も普及しているドローンだからである。

DJI「 Inspire1」  スマホやタブレットを使用してリアルタイムにモニタリングしながら操縦することができる4Kカメラ搭載の中型ドローン

 世界シェアは7割ともいわれている。販売台数が多いということはそれだけフライトに関するデータの蓄積がなされていて、安全飛行に関する様々なフィードバックに期待することができる。

 昨年は「インスパイア1」を担いで富士山頂まで登ったのだが、この機種は標高4500メートル上空でも飛行することができる実績を持っていることから、これを選択し、実際富士山頂で飛行させた。富士山頂は地表に比べ気圧が3分の2程度なのでドローンを飛ばす際には細心の注意が必要だ。

 ロボティクスアカデミーを卒業したあとは、空撮技術や安全運航に関するスキルに磨きをかけ、一般的には飛行が認められていない人口密集地の上空や夜間飛行、高度150メートル以上の空域においても国土交通省や航空管制の許可承認を得て空撮業務に従事している。またそれに加え、パイロット養成スクールの講師や、子どもたちにドローンの楽しさを教える出前授業なども行っている。ドローン業界の振興と発展に寄与するべく、自分の培った操縦技術や教わった安全運航に関する知識を後進にも惜しみなく伝えていこうと思う。

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