Wedge REPORT

2017年2月28日

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 今後Amazonは、Alexa家電を通して、例えば「家族全員で食事をするのは週に何回あるか?」「食事中にTVをつけている家庭の割合は?」「TVCMから影響を受けて商品を購入した割合は?」といったことを具体的なデータとして把握し、レコメンデーションなどに活用する可能性もある。

 最近Amazonが力を入れているのが「プライベートブランド」だ。乾電池、ペットフード、皿など現在800アイテムを超えるプライベートブランド製品を提供している。最近では、日本でもCMをやっているが、映画やお笑い番組などのコンテンツでもプライベートブランド化、つまり自社制作の作品をどんどん増やしているのはご存じの方も多いだろう。

 当初は、「オンラインでの買い物を理解して他社商品をレコメンドする」のがAmazonであった。これからは、「リアル/オンラインであらゆるデータを収集し、それを元に企画製造した自社商品を販売する」Amazonへと進化していくのだ。

噂される年内の上陸日本企業がすべき対応

 現時点ではAmazon Alexaは日本語対応しておらず、Amazon Echoは日本では販売されていない。音声認識技術はデータの蓄積が非常に重要となるため、日本語対応にはかなりの時間を要するのではないかと言われていた。だが、複数のハードウェアメーカー関係者に話を聞いたところ、どうやら年内に日本で発売されるようだ。Google Homeも年内発売ということだから、日本にも「声」の時代が一気にやって来るということだろう。

 Amazonに負けじとGoogleが開発した「Google Home」
(写真・SPENCER PLATT/GETTYIMAGES)

 Alexaが切り開く「声」のインターフェースが、今後大きな存在となることは間違いない。Amazon EchoやGoogle Homeという新しい音声デバイスの上陸を控え、日本企業はどんな対応が考えられるのであろうか。

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