『新アジアビジネス』 長崎大学教授。東京大学経済学部卒業(特選論文受賞)。ハーバード大学修士。1998年通商産業省入省後、各種産業立法準備作業に従事したあと、2006~2010年にインド・デリーに駐在、2011~2015年にはタイ政府国家経済社会開発委員会政策顧問としてバンコク駐在した。インドや東南アジアにおけるDMIC構想、お互いプロジェクトなど、各種新規政策案件の立ち上げや、現地産官学との交流を通じ、1000社以上の企業の新興アジアビジネス支援を実践、日本企業、特に地方の中小企業の可能性を「発見」するとともに、いかに日本政府がその海外展開支援体制を構築すべきか、システムメーカーをもって任じた。各国政府・財閥との交渉を通じて、日本には次世代のグローバル人材が徹底的に不足し、これでは海外で戦えないことを痛感。帰国後官途を辞し、2015年10月より長崎大学で本物のグローバル人材育成のため教鞭を執る傍ら、日本の地方中堅・中小企業が、海外の各地域の課題を解決しながらビジネスの案件形成を目指す実践を展開、グローバルアントレプレナー教育の体系化と越境型イノベーションの理論化の研究を進めている。専門分野、越境型イノベーション、グローバル経営、グローバルアントレプレナー教育、産業政地政学、グローバル・スタートアップス