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写真左から、湊聖さんと相原宏生さん。駅構内の店舗で選ぶお土産。ホームの自販機で買う飲料。車内で食べるお弁当─。新幹線の中にある「日常」の多くは、彼らの手で運ばれる(写真・中村 治 以下同)
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匠たちの点呼場。番線変更などの通達事項があれば、当直から共有される。大きなホワイトボードに列車番号や番線、担当者などが列記されていた
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保冷剤やコーヒーポット、アイスクリームなどの積載品が揃っているか、伝票と現物とを照合する。入念な確認の後、この台車は列車へと運ばれていく
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ダイヤが乱れたときにはさらに必死になって商品を列車に届ける。大雪でも、真夏でも関係ない。「それでも列車は来るので」と湊さん。日常は彼らが支える
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飲料が敷き詰められたダンボールがずらりと並ぶ「冷蔵室」が地下にはある。そこから彼らが運び出し、こうして自動販売機に補充しているのである
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「東海道マッハ便」は、新幹線ならではの特性を生かしたサービスだ
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約20年の経験がある相原さんはこう語気を強める。「列車を遅らせることなく、確実に商品を積み込む。そこに私たちのプライドがあります」
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トラックの後方、「テールゲートリフト」と呼ばれる白い昇降台を下降させ、台車を降ろしていく。見慣れたお弁当やおにぎりが次々と到着してくる