日本〝サイクル社会〟の現在地
日本各地で自転車をツーリズム振興、インバウンド誘致の切り札として利用する動きが 広がっている。また、シェアサイクルや自転車専用レーンの設置など、生活に自転車を取 り入れたまちづくりが進む。しかし、まだまだ発展途上であり、今後の課題の洗い直しも 求められている。「日本型の自転車社会」はどうあるべきか、全国の実例を見て、世界各 国との比較をしながら検証する。
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2023/12/01 野嶋 剛
日本のシェアサイクルは着実に成長しているように見えるが、私たち日本人の「交通の日常」にシェアサイクルが大きな居場所を作ったかといえば、まだそこまではないというのが実情であろう。問題はどこにあるのか。
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2023/11/01 野嶋 剛
地域経済活性化策として、自転車大会の開催が注目されている。観光振興とサイクリングの相性は良いが、開催するだけでは果たせない。今年初めて開催された「ツール・ド・九州」を通して、自転車レースの経済効果という問題を考えたい。
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