財政出動4兆元の陰で蔓延する絶望感

世界から称賛された4兆元もの財政出動で経済成長を続ける中国。だが、足元では膨大で無気力な貧困層が行き場を失い、絶望感が広がっている。

金融危機の兆候を見抜いた日銀マン

危機の真実―"FOOL’S GOLD" by Gillian Tett

欧米発の金融危機の兆候をいち早く見抜いていた日銀マンがいた。世界の金融機関が高リスク商品に溺れていった姿を手練れの金融記者が活写する。

米国を覆い始めた“反オバマ”

"CATASTROPHE" by Dick Morris & Eileen McGann

国家介入を強めるオバマへの反発が強まっている。"Change"への賛美一色だったかつてのアメリカとは明らかに違ってきている。

被爆を知る幻のファーストレディー

"Resilience" by Elizabeth Edwards

また原爆の日がやってくる。結局、今年も米国大統領はやってこない。だが、もしジョン・エドワーズが大統領になっていれば……

オバマ流“イイ女”観　表と裏【最終回】

発足して半年、女性政策で一定の評価を得ているオバマ政権。一方で最近米ＴＶを騒がせたのは、オバマが“女好き”かどうかだった。真実はいかに―？

アフガン突入 米特殊部隊の実態暴露

米国版『坂の上の雲』 "HORSE SOLDIERS"

イラク、アフガンと言われても現実感がない。そんな平和ボケした日本人こそ、綿密な取材に基づく、このノンフィクションを読むべきだろう。

米国人が好む一匹狼 もう一人のJack

"GONE TOMORROW" by Lee Child

「24」のジャック・バウワーならぬ、もう一人の一匹狼、元軍人のジャック・リーチャーが全米を賑わせている。シリーズ13作目はテロリストとの戦いだ。

オバマ大統領の怖い“策士”度

「チェンジ」に必要な人の配置とは

今の日本の政治家に欠けていて、オバマ大統領にあるもの。それは、人事采配時におけるオバマ氏の怖い側面だった。その怖さとは――。

パーキンソン病 マイケル・Ｊ・フォックスの闘い

"ALWAYS LOOKING UP" by Michael J. Fox

”Back to the Future”の主役マイケル・Ｊ・フォックスは30歳で難病を発症。ES細胞研究を許さない保守派との政治的闘争からアメリカが見える。

ダメになる会社の見分け方

"HOW THE MIGHTY FALL" by Jim Collins

「ビジョナリーカンパニー」のジム・コリンズが、延べ6000年分の財務データと豊富なケーススタディから導く"会社の没落のワケ"。

大統領がヒーローとは限らない

"FIRST FAMILY" by David Baldacci

「大統領の姪が誘拐された」――売れ続けるこの娯楽超大作を読めば、大統領とアメリカ国民の独特の関係性が見えてくる。

インドに5カ所の「原子力パーク」

次々と締結される提携話

インドの原子炉は現在の40基から、2014年には80基弱に倍増することになる。

空母建造に意欲見せる中国軍

米英仏露で情報収集

「中国は空母を持たない唯一の大国だ。中国がこのまま永遠に空母を持たないことはありえない」――来年中にはいよいよ中国製の空母が登場するようだ。

できる営業マンの49の秘訣

"THE SANDLER RULES" by　David Mattson

「顧客はみな常にウソをつく」――セールスの権威、David Sandlerの教えをまとめた実用書が売れている。この時代、どこの国の営業マンも、悩みが深い。

高額報酬の法曹界を覗き見したい米国人

"THE ASSOCIATE" by John Grisham

景気が悪くなっても仕事は減らない法律事務所。高級取りの新人弁護士が織り成す人間ドラマに全米が息をのむ。

こちらも大変！米国の郵便事業

経営難でリストラに突き進む

独立法人で準公務員の米国郵便事業。経済悪化と国民の手紙離れで大赤字になっている。

オバマに対する米国保守派の冷たい視線

"LIBERTY AND TYRANNY" by Mark R. Levin

国家の介入を徹底的に嫌う、米国保守層の主張が散りばめられたこの書が、ベストセラーランキングのトップをひた走る。オバマ政権は決して安泰ではない。

オバマ大統領と日本を結ぶものは

日本訪問で試されるバランス感覚

大統領が表明した「核のない世界」を目指す方針を受け、日本では、被爆地・広島、長崎への訪問を求める声が高まっている。だが、実現にはハードルもーー。戦後60余年を経て、今も残る日米間のわだかまりに、大統領は真剣に向き合うだろうか？

三重破綻国家パキスタン

世界の火薬庫を襲う資金難

インドの隣国、パキスタンが国家財政、対テロ管理、政権統治の３点で国家破綻の危機に瀕している。日本の立ち位置やいかに－－。

米国企業に忍び寄る後継者問題

"SUCCESSION: Are You Ready?"by Marshall Goldsmith

エグゼクティブ・コーチの第一人者が語る、後継者の選び方、育て方・・・。100年に一度の経済危機が長期政権の米国企業を揺さぶっている。