Wedge OPINION
大きな曲がり角を迎えて制度疲労を抱えながら、方向性を見失ったままの日本。今こそ将来を見据えた、大局観のある真摯な議論が必要です。手練れの執筆陣による、タブーを恐れず時流におもねらない“OPINION”を、Wedge独自の視点で展開します(写真・Studio-Annika/gettyimages)。
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2022/10/05 西村六善中国はウクライナ戦争がユーラシア地政学を大きく変えるのではないかと心配している。 ロシア軍事作戦が難航し、国際的な経済制裁で苦境にある市民生活が更に脅かされているため。明敏な中国の政策当局者はロシア危機の帰趨を徹底して研究しているだろう。
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2022/09/27 平岩俊司日朝平壌宣言から20年を迎えたが、日朝交渉は思うような進展を見せていない。ロシア・ウクライナ戦争下でミサイル発射を繰り返す北朝鮮を前に、日米韓協力の再構築が急務だ。
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2022/08/31 高橋力也ロシアの暴挙に何もできない国連。だが国連の制度はこの状況下では機能しない設計となっている。拒否権をどうするべきか、日本はどう振る舞うべきか。ヒントは「国際連盟」の歴史の中にある。
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2022/08/30 佐橋 亮プーチンの暴挙が冷戦後の国際秩序を崩壊させ、大国間の不信が世界を貫いている。日本は独自の役回りを演じ、自由や民主主義を基調に据えた国際秩序を守り抜くべきだ。
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2022/07/24 渡邊頼純新たな経済圏構想IPEFの始動が宣言され、今後の展開が注目されている。変容する国際貿易秩序の中で日本はどのような役割を果たせるか。
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2022/05/25 秋山信将「核共有」をはじめ、安全保障問題への関心が急速に高まっている。だが、一足飛びに議論を急がず、国家防衛、日米同盟強化に向けた大きな〝絵〟を描くことが重要だ。
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2022/05/24 吉富望ロシアの暴挙に対し、ウクライナ人は自由や独立という「価値」を守るため命を賭して戦っている。日本人は戦争を「自分事」と捉え、守るべき「価値」を明確にして本気で備えるときだ。
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2022/03/15 鶴岡路人2月24日、戦争が始まった。事態はウクライナとロシアに限らず、日本や国際社会も当事者となった。欧州は劇的に安全保障戦略を転換し、制裁強化を主導している。その中で日本は何をすべきか。
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2022/02/09 宮川眞喜雄米中対立の先鋭化を背景に、国家を守る戦略活動と企業が進める商業活動との仕切りが氷解しつつある。通常国会での成立を目指す経済安全保障推進法案の重要性が増す中、そこに欠かせぬ視点を提言する。
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2022/02/04 加茂具樹40年ぶりに歴史決議を採択し、毛沢東や鄧小平と肩を並べた習近平。迎えた2022年は日中双方にとり重要な年だ。日本は今後、中国とどう向き合うべきか。
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2022/01/28 和田大樹国際的な外交の方向性は、対テロ戦争から幕引きを図り、大国間競争への一本化が進むことになろう。日本の海外進出企業の間でも米中対立から波及する地政学リスクへの懸念、関心が強まる。ただ、国際テロの構図は未だに世界に残っている。
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2022/01/22 長尾 賢2020年春の衝突以降、印中国境では両軍15万人の兵士や最新兵器が展開し、にらみ合っている。日本がインドとの協調を目指すならば、ほぼ戦時下にあるインドの実情を理解しなければならない。
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2021/12/22 秋元諭宏米中間選挙の〝前哨戦〟と称されたバージニア州知事選で厳しい結果を突き付けられたバイデン政権。米国内が混沌とした今だからこそ、同盟国・日本の果たす役割が問われる。
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