2022年12月7日(水)

使えない上司・使えない部下

2017年8月18日

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反省しなかった人が成功しているのです…

西田文郎さん

 成功は、肯定的錯覚をした人からしか生まれえないのです。会社員が、たとえば「自分は社長になれない」と思えばその時点でもう、なれません。「ダメだな」と思うと実際にダメになり、「使えない社員」になってしまうのです。脳は、思っていることを実現します。将来を否定的に錯覚する人は、その人の脳が否定的な結果を実現させるのです。

 一方で、自分はますます優秀になり、いずれは社長になると肯定的錯覚をしている人の脳は、そのような現実を引き寄せます。成功を願うならば、脳を錯覚させ、否定的錯覚から肯定的錯覚に変える訓練をするべきなのです。

 現時点で自分が優秀であるか否かという事実はどうあれ、まずは錯覚することが大切です。マイナス思考な人ならば、はじめは嘘でいい。プラス思考こそが重要なのです。そのためには、脳をセルフコントロールしたり、セルフイメージを高くすることが必要になります。これも錯覚をさせればいいだけなのです。

 上司であれ、部下であれ、「使えない」と思うのではなく、「使える」と思えばいい。嫌な人がいたら、「こういう人がいるからこそ楽しい。自分は強くなる」と嘘をつけばいい。脳が、否定的錯覚から肯定的錯覚になっていく。嘘に騙されるのです。

 資質のない人なんて、実はいない。「自分には資質がない」と脳が思い込んでいるだけなのです。上司はそれを逆手にとり、「あなたはできるんだ」と言い、部下の脳を錯覚させ、その気にさせておけばいい。「お前は使えない」と言っていると、実際に「使えない部下」になります。

 中小企業の経営者には自ら創業し、成功した方がたくさんいます。会社に勤務しているときに上司の言うことを聞くことができずに、独立した人がいるのです。自分が経営する会社が大きくなると、社員には「上司の言うことを聞けないならば反省しなさい」と教えています。もともと、反省しなかった人が成功しているのです…(苦笑)。脳の錯覚があったからこそ、成功できたのだし、錯覚をしているから「反省しなさい」と言えるのです。

 使い方を誤ると、錯覚は怖い。脳は、錯覚してがんばるわけです。たとえば、自分に合わないような会社に残り、向かない仕事をしてストレスを抱え、精神疾患になる人がいます。否定的錯覚をして、脳が燃え尽きながらもがんばっているのだろうと思います。

 私から言わせてもらえば、そんな会社は辞めてしまえばいいのです。なぜ、そこまで自分を追い詰めて、会社に勤めるのかと考えてほしい。心が病んでまで残らなければいけない理由なんてない。無理を続けると、本当にバーンアウトしてしまいかねないです。

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