2022年12月7日(水)

使えない上司・使えない部下

2017年8月18日

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嘘をつけない人が「使えない上司」

 結婚後の人生も錯覚するかしないかで、大きく変わっていきます。ほとんどの夫婦は、血縁関係のない他人です。肯定的な錯覚をしているから、何十年も夫婦関係が続くのです。その途中で、互いに嘘をつくからです。幸福や成功は嘘をつくから、手にすることができるのです。
 
 私の家内は、現在67歳です。23歳のときに一緒になりました。あの頃はカナリアみたいにかわいかった。今は、ガナリアですね。最近はしわが増えているのですが、私としては嘘をつくのです。「ママは67歳でもかわいいから、大丈夫だよ」と。

 嘘をつくから、関係が続き、離婚しない。思いやりの嘘…。わかりますか? 逆に言えば、正直だから、離婚をするのです。嘘つきは、離婚をしません。バツ2、バツ3の人は、本当に正直な方なのだと思います。愛も恋も、実は脳の錯覚でしかない…。もちろん、そんなことは言えません。赤い糸で結ばれ、運命で結婚したと錯覚している人がいるのに「それは錯覚ですよ」なんて言えない。

 上司と部下の関係も同じようなことです。互いに「使えない」と思っている限り、うまくはいかない。嘘でいいから、「使える上司」「使える部下」と思えばいいのです。やがて、脳がそのような現実を実現させてくれます。

 一流の嘘をつける人が「使える上司」で、嘘をつけない人が「使えない上司」でもあるのです。

 連載のテーマである「使えない上司・使えない部下」に関係する著書として、「No.1理論 ―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」」(現代書林)、「成功したけりゃ、脳に「一流のウソ」を語れ」(大和書房)などがある。

西田文朗公式サイト
http://nishida-fumio.com/index.html

  
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