田永:プロの高みを知る大輔さんだから出来る本気のトレーニングメソッド。体を鍛えることで、ビジネスパーソンとしての成長につなげる熱い想いに、次々と仲間が集まり、今ではコミュニティが出来ているのがスゴイです。新興都市はコミュニティがなくてどこか孤独なイメージがありました。そんな中に同世代のファミリー層がどんどん増えてきて、地域との接点を求めていたやや運動不足のパパ・プレパパのニーズをDPTは完璧に捉えています。テーマもなくいきなり飲んでも、持続可能な仲間意識が生まれるわけではなく、重たいお神輿をわっしょいと担ぎ共に苦労をすると、達成感と連帯感が生まれる神輿会仲間の感じに見えてきました(DPT=現代版神輿会?)。
トレーニングで磨かれるダディたち
田永:設立から1年半経って、感じている成果や手応えを教えてください。
大輔:体の変化は奥様からよくフィードバックを頂きます(笑)。猫背が治ってきた! あごのラインが見えてきた! 体がしまってきた! など、フィジカルの変化も頂きますが、それよりも頂くのは、メンタルの変化です。
生活に張りがでて明るくなった! 家族に優しくなった!
田永:身体の強化がモチベーションの向上に繋がる点、多いに納得します。私も運動しているときの方が、仕事やデスクワークも捗ります。そしてストレスもなければ、明るくなり、家族にも笑顔で接することができる訳ですね。とは言え、やはり一人でやっているとやる時期・やらない時期にどうしてもムラが出てきて悩ましいです(特に忘年会シーズンが始まるこれからは怖いです)。
真一郎:僕の成果は習慣が強化されたことです。フィットネスを日々の生活に取り込むことや、日々の習慣やリズムを大事にする、ということは外資系育ちということもありキャリアを通じて自然に学び、以前から取り組んでいました。でも、DPTを始めてから、習慣を守る意思が強くなった気がします。土曜の朝5時、週の仕事が多忙を極めたり前日深酒してしまったり、DPTに行かない言い訳はいくらでも作れてしまいます。それでも行こうと思うのは、筋トレが楽しいとかムキムキになりたいというのではなく、ダディという明確な目的意識があり、その意識を共有している仲間がいるからだと思います。平日も決めた時間に起きて決めたルーティンをこなせないと仲間に恥ずかしいという思いが生まれるようになりました。おそらく、良い意味でのライバルができたのだと思います。ダディを目指すライバル。
あとは、コミュニティができたこと。地方出身で東京に地縁のない僕にとっては、子供たちの故郷をどうやって作ろうか、と数年前に再上京してきた時から考えていたことでした。DPTのおかげで街に気の置けない仲間ができ、お互いの家族を知り、子供たちが街と繋がりを持ち始めたことが一番の成果かもしれません。
田永:仲間・ライバルの存在が自分を奮い立たせて、継続できる。それが、さらに力になる。相乗効果がDPTの仲間同士で生まれているとは、さらに驚きました。
そして、仲間が近くにいるというのも羨ましいです。昔はよく集まっていた仲間も、小さな子どもと移動するのも大変で、会う機会も減ってきたからです。近所に気の置けない仲間がいれば、いつでも簡単に会えますし、どこかでばったりと仲間と会う予感を持って歩く、これがコミュニティということだと思います。そして、飲みに行っても歩いて帰れるのもいいですよね(笑)。