前向きに読み解く経済の裏側

2018年2月6日

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塚崎公義 (つかさき きみよし)

経済評論家

1981年 東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の業務に従事。2005年 銀行を退職して久留米大学へ。現職は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は一個人として行うものであるため、肩書きは「経済評論家」とする。

初心者は、淡々と積立投資をしよう

 初心者の中には、「十分割安な株価だから、買おう」と考えて「落ちてくるナイフをつかみに行く」人がいるかもしれません。しかし、上記を考えれば、それは危険なことです。もっとも、適正な価格より下で買っておけば、「いつかは戻る」と考えることができますから、長期投資を前提とするならば、傷はそれほど大きくないかもしれません。

 最悪なのは、「この世の終わりだ」と考えて最安値で投げ売りをしてしまうことです。しかし、初心者に「冷静になって売りたい気持ちを抑えて」というのは酷な話です。「言うは易く、行うは難し」ですから。

 そこで筆者は、初心者には「毎月積立型でコツコツと長期投資をしましょう」と説いています。ルールを決めて、上がっても下がっても動揺せず、自分で決めたルール通りに運用するのです。

 もっとも、株の売り買いは、楽しいです。ラスベガスでルーレットに賭けるのと、同じくらいの勝率で同じくらいの楽しさで、胴元の取り分が少ないのですから、遊びだと割り切って少額を別勘定に移し遊ぶのであれば、それは十分一つの選択肢でしょう。

 その場合の筆者のアドバイスは一つです。くれぐれも、老後資金とラスベガスの掛け金を一緒にしないように、お気をつけ下さい。

  
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