仕事の失敗を実力に変えるメンタルトレーニング講座

2018年3月24日

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 運転免許を取得した時を思い出してみてください。車に乗り込んだ時、最初の頃は「安全の確認」「座席の調節」「ミラーの調節」「シートベルト」と意識してセルフトークしながら確認していたと思います。しかし、その後はスムーズにすべての作業をこなせるようになっていったのではないでしょうか。

 教示的なセルフトークを繰り返していた段階から、自然な流れを作っていったのです。

 時間に追われている時や、少しプレッシャーを感じた時は、教示的なセルフトークを用い確実に切り替えていきましょう。

 一方、なんとなく気分が乗らない時や、疲れを感じた時には動機づけセルフトークが有効です。特にこのセルフトークは、繰り返すことで効果も上がります。

 実験してみましょう。心の中で「よっしゃー!」とつぶやいてみてください。次に、徐々に強く繰り返し「よっしゃー!よっしゃー!!よっしゃー!!!」とつぶやいてみてください。繰り返すほうが、気持ちを切り替えるときに有効であることが感じ取れると思います。もし、ネガネガティブな言葉をつぶやいてしまったら、最後に「なんちゃって」とつけてください。「マジだるい… (自分のネガティブセルフトークに気づいたら)…なんちゃって!」といった具合です。 

 また、肯定的なセルフトークは、良いリズムを維持する時に有効です。「いいぞいいぞ!」といった自分を受け入れる声は、次の作業への移り変わりの間や、作業を継続的に続けていく時に、持続的な集中を可能にしてくれると考えられます。

言葉は即刻、頭のなかでイメージされることを忘れるな!

 セルフトークは、「~しない」「~ならない」「ミスしないように」といった打消しの言葉は逆効果になることがあります。注意が必要です。

 「上司のことを考えないでください!」「サルのことをイメージしないでください!」
いかがですか? すでに皆さんの頭のなかに上司とサルのイメージが浮かんでいませんか? 言葉はすぐにイメージなってしまうことを理解していただけましたね。

 また、セルフトークは目標へ向かう、自己成長へ向かう成長思考を整える言葉が理想的です。その場しのぎや、照れ隠しのセルフトークでは意味がありません。

 いかがでしたか。今すぐ使える心理面のテクニックです。なかなかポジティブな言葉が浮かばないという方は、上のマトリックスをプリントし、デスクの前にでも張っておいてください。仕事に取り掛かる前にチラッと見れば、「よしっ!これだ」と思いだせるでしょう。

 さて、この文章を読み終えたら、具体的でやる気の高まる肯定的なセルフトークをつぶやいて、次の作業に取り掛かってください。

(編集・鮎川京子)

  
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