掃除機での掃除は不可欠
花粉は重いので、段々床に落ちます。空気清浄機から遠い位置にある方から、床に落ちてきます。床に落ちた分は、掃除機でキレイに除去します。使用する掃除機は紙パック、もしくは排気フィルターがしっかり付いているものがお勧め。これは花粉が掃除機の排気で飛ばされ再汚染されるのを防ぐためです。掃除方法は1m2当たり20秒。ゆっくりが基本です。
パナソニックの紙パック掃除機には、「ハウスダスト発見センサー」が付いています。これは約0.5μm以上のダスト(花粉はダストとして感知されます)に反応しますので、お勧めです。
また、スティック型掃除機だと、ハンディ掃除機にもなりますので、服もラクラク掃除できます。こちらは新型のツインバード掃除機(TC-E261S、紙パック式)他、いろいろな候補があります。この「掃除機と花粉」の関係は、同じアレルギー性疾患を引き起こす「ハウスダスト」と同じモノです。
IoTでできること
さて、ここまでの話しだとIoTがなくても問題ないように思われると思います。しかし、IoTを使えばよりイイ感じになります。IoTのポイントは、情報戦であることです。花粉の場合は、「どこにあるのか」です。
外の場合は、前述の通り、花粉情報で取るとして、室内はどうでしょうか?
空気清浄機のセンサーは、機内に入ってきた空気に対して働きます。直接、花粉が分かるわけではありませんが、25〜35μmの浮遊粒子の有無は、半導体レーザーを使ったセンサーで量がわかります。
最新のダイソンのPURE COOLを始め、海外製品は空気清浄機のデーターを見ることができるのですが、国内はデーターすら見えない製品もあります。
そんな中、シャープは、センサー感度をアップさせる「花粉モード」を高性能モデルに取り付けています。しかも、2017年にスタートさせたCOCORO AIRで、花粉情報を本体に伝えることにしました。オートで動作させていても、花粉が多い日には、待ち構えてガンガン除去してくれると言うわけです。