2024年11月22日(金)

Wedge REPORT

2018年7月27日

生産緑地の宅地転用は価格を下げる

 大都市圏の生産緑地の宅地転用が認められると不動産市場に大きな影響が出るのでは? と言われている「2022年問題」については、

 「いま残っている全国1万3000ヘクタールほどの生産緑地のうち、少なくて20%、多ければ30%程度の農地が22年以降に放出される可能性がある。放出された都市部土地は、新築一戸建て用地になる可能性が高く、売却されない場合でも相続税対策の賃貸アパートなどになる。まとまった土地が売りに出され、建売住宅や賃貸アパートが建てられると住宅市場の供給が過剰となり、周辺の地価や家賃相場が下がる」

 と予想する。つまり、宅地価格の下落要因になり、空き家の増加を加速させるとみている。東京都には3296ヘクタールもの生産緑地上がり、練馬、世田谷区などに多い。

  
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