田部康喜のTV読本

2019年2月21日

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田部康喜 (たべ・こうき)

コラムニスト

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

 第6話は、シェアハウスの管理人である高平厚彦(小日向)の娘である小梅(水谷果穂)が、恋人の中松俊(水石亜飛夢)とその家族たちが、祖母が自宅で花差しに殴られてけがを負ったうえに、現金を盗まれた事件の解決を依頼してきたことから始まる。自宅は鍵がかかった状態で、鍵を持っている親族全員が疑われていた。さらに、現金が入っていた引き出しに、俊の指紋が検出されたことから重要参考人となった。

 高平は警察在職中に娘に対して、捜査一課の敏腕刑事「スッポンの高」と呼ばれていると嘘をついていた。警務畑一筋の高平の顔を立てるために、チームは小梅の恋人の家族をメゾン・ド・ポリスに招いて、ホームパーティを開くことにした。

 事件の謎解き役は、トレンチコートとボルサリーノ姿の高平がリードする形をとるが、イヤホンを通して、隣室の夏目(西島)が隠しカメラの画面をみながら指示した。

西田尚美、竜星涼……
わき役陣もみせる

 ひよりと西島による、聞き込みと現場の祖母が飼っていた、猫の爪についていた人間の血の鑑識結果などから、夏目の指示にしたがって、高平は容疑者をあぶり出そうとする。

 聞き込みの結果、孫の俊がたびたび祖母にカネを借りにいって、祖母が迷惑していることなどから、俊が祖母宅を訪れたときに玄関の鍵が開いていたので、いつもはカネが入っている引き出しに手をかけたことが、はっきりとする。

 高平は「おばあさんの家に入って、どうして居所を探さなかったのか。もう少し発見が早ければ、けがの程度はもっと小さかったはずだ」と詰め寄る。恋人の小梅は、俊の横面をぱちんとたたくのだった。

 祖母宅にあった12個の花差しなどの焼き物を入れた箱が、チームのメンバーによって運び込まれる。

 抱え込んだ箱のいくつかを落とすと、祖母の次男の妻がひとつをあわてて空中で受け止める。この妻は、祖母の世話に苦労していた。

 実は、この箱に入っていた花差しは、名工によるもので時価1000万円は下らないものだった。しかも、祖母が殴りつけられた花差しは、本物を模したレプリカだった。

 次男の妻が、本物とレプリカを入れ替えようとしているところを、祖母に見つかったので、殴ったことが明らかになる。

 メンバーたちは、高平に「事件は解決したが、どうしましょう」と問う。

 高平はいう。

 「おばあさんの世話を押し付けていた。しかし、わたしの長い警察の捜査の経験から、おばあさんは犯人を見知らぬ空き巣というと思う。家族で相談して、警察に本当のことをいってください」

 事件を扱っている所轄署から、ひよりにけがをした祖母が、高平がいうように供述したことが伝えられる。

 わき役陣もみせる。所轄署の鑑識係に西田尚美、シェアハウスに出入りしている御用聞きに竜星涼ら。

 ドラマは、いよいよ終盤にかかって、チームのうえにのしかかっている企業がらみの不正が明らかになっていくのだろう。
 

  
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