2024年4月18日(木)

ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2019年5月8日

企業も真剣に取り組み始めた

スマートミールには認証制度が定められており、これまでに「外食部門」で426店舗、「中食部門(いわゆる「持ち帰り弁当」)」で16,391店舗、「給食部門」で延べ104店舗(事業者)が認証されている(詳細は【※5】)。

しだいに「給食部門」での応募と認証が増えてくる傾向にある。給食施設というのは事業所の中にある店舗、つまりは社員食堂だ。企業が「食と健康の関連性を重要ととらえ始めた」証拠でもあるし、「社員の健康が、企業の発展に大きく影響することを真剣に考え始めた」証拠でもあるだろう。

つまりはビジネスパーソンにとっても、「どういう食事をするか」が会社での立場やこれからの自分の人生に少なからぬ影響を与えるということでもある。

ただし(これは社員食堂でも外食でも持ち帰り弁当でも同じだが)スマートミールに認証された店舗(給食事業所)だからといって、そこにあるすべてのメニューが「スマートミール」であるわけではない。そのお店(食堂)に出されてある物でもスマートミールであるメニューとそうではないメニューがある。スマートミールにはロゴマークが付いているのでそれを目印にして選択すればよい。

スマートミールのロゴマークを目印に

何度か食べるうちに「健康的な食事」の感覚がわかるであろうし、それを続けていれば「健康的な食習慣」が身につくことだろう。

【※5】http://smartmeal.jp/pg1811.html

*この原稿は日本栄養改善学会学術担当理事の赤松利恵氏(お茶の水女子大学 基幹研究院員 自然科学系 教授)への取材を基に執筆した。

  
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