見よう見まねで「龍」を描く
お手本を見ながらどうやって龍を描こうかと考えていると、閃いたのが、太い筆で先に龍の胴体を描き、その上から、細い筆で目やらヒゲやら手やら、書き加えていくという手法だ。
職人さんからは、普通は逆で、職人はその描き方はしないとのこと。しかしながら、素人の私がやるには良さそうということで、早速思い切って一筆書きの龍の胴体を描いてみた。ああしなさい、こうしなさいと言われず、たた器と筆と絵の具を渡されて、思い思いに描き始めることで、生まれる新たな表現方法もあるのだなぁと感じた。
実際にやってみて難しいと感じたのは、
・やり直しがきかないので、思い切って描かないといけない。
・そもそも筆が思うように動かないので、あらぬ方向に筆が行こうとする。
・絵の具の濃淡が目でわからないので、焼き上がらないと正直どのくらい薄くなるのか、濃くなるのかまったく見当がつかない。これが熟練の感覚が最も必要なところのような気がした。
なんとか慣れない筆を操り、描き切ったのがこちら。
さて、焼かれるとどのようにでてくるのか、最後にお見せしたい。