前向きに読み解く経済の裏側

2019年7月16日

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塚崎公義 (つかさき きみよし)

経済評論家

1981年 東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の業務に従事。2005年 銀行を退職して久留米大学へ。現職は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は一個人として行うものであるため、肩書きは「経済評論家」とする。

筆者は労働力不足も懸念

 バブル崩壊後の長期低迷期、筆者は山奥の高齢者に好意的でした。道路や水道の維持のための工事は、事実上の失業対策として機能してきたからです。「山奥の道路も平野部の図書館も維持して、その分は政府が歳出を増やせば良い」と考えていたのです。

 しかし、今後は少子高齢化にともなう労働力不足の問題が深刻化して来ます。資金面のみならず、限られた労働力を道路維持と図書館維持が奪い合うことになるのです。

 したがって、今後は上記のような議論が避けて通れなくなる場面が増えてくるはずです。どちらに決まるのかは、民主主義ですから多数決になるのでしょうが、主権者である国民一人一人がどちらの意見に組するか、真剣に考える必要があるでしょう。

  
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