ディープフェイクの登場
しかしデジタルメディア時代になり危険なこともある。それは偽の情報によるフェイクニュースに加えて、偽動画を使ったディープフェイクと呼ばれるものが登場してきているためだ。これはビデオを再生するときに、ビデオを改ざんして、他人が言っていることを本人でない人物に発言させる手法で、例えばトランプ大統領のビデオを改ざんして、民主党有力候補のバーニー・サンダースを評価する発言をさせたりすることも可能になるという。
一方、取材するメディア側もこうした偽情報や偽ビデオにだまされないように対応策を取ってきている。ウォールストリート・ジャーナルは現場の記者がディープフェイクを見分ける訓練を行っているそうで、記者も本物か偽物かを見分ける技術も要求されてきている。
編注、津山さんがプレセンターで講演したのは10月28日。
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