少数民族紛争の存在は、ミャンマーに、軍事政権を長年にわたって維持させることとなった原因の一つかもしれません。ここまで歴史的にこじれた少数民族問題があれば、武力が背後にある解決以外は難しいのでしょう。
上記二つの論説は、外国投資がミャンマーに殺到しようとしているこの時期にあたって、ミャンマーには、これだけの問題がある、ということを指摘し、警告を発したものです。ただ、今のところ、ミャンマーを目指す外国投資の勢いは、ミャンマーが抱える障害を乗り越える強さを保っているように思われます。
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