ヨーグルトメニューはレシピブックの発売を記念し、昨年12月17日~21日と今年1月15日~25日の期間限定で提供。社員からの評判は上々で、「タンドリーチキンのほか、イタリア風鶏ソテーなどが特に人気でした」と広報部の池谷知世さん。「カレーや味噌とヨーグルトの相性が良いことを初めて知った」「実際に家でもやってみたい」など、社員からは新たな発見があったという声が多く聞かれたそうだ。
乳製品を取り入れた食育
一般向けに「明治食育セミナー」も
同社が2006年に乳製品を取り入れた社食メニューを始めたのは、国が行う食育推進基本計画を受けてのことでもある。社食で社員に向けて乳製品の栄養や健康への価値・理解を進めると同時に、学校などに授業を出前する「明治食育セミナー」、親子やシニアを対象にしたお料理教室などをスタートした。
例えば、主に小学生を対象とした「明治食育セミナー」では、牛乳の知識を教えるとともに、「実験」も行う。生クリームを振るとバターに、牛乳にお酢を加えてあたためるとカッテージチーズとなる。ヨーグルトから乳清を取り除き、なめらかでとろりとしたフレッシュチーズをつくる方法は料理にも応用できる「大人もビックリの裏技」だ。食を知る・学ぶ・楽しむを体験してもらおうというこれらの取り組みは、年に小中学校約600校で行われているという。
デザートに「明治ヨーグルトR-1」をいただいた。正直、久しぶりにヨーグルトを口にしたのだが、さっぱりとした口当たりがうれしかった。「食後にヨーグルトを食べるとさっぱりしますし、健康的ですよね。」と笑う池谷さん。取材後すぐにヨーグルトを買いに走った筆者は、知らないうちに「食育」されていたのかもしれない。
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