「Wedge」2022年3月号に掲載され、好評を博している特集「魚も漁師も消えゆく日本 復活の方法はこれしかない」記事の内容を一部、限定公開いたします。全文は、末尾のリンク先(
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再起を図り、施行された改正漁業法。われわれが進んでいる方向は決して間違ってはいないはずだ。しかし、その改革に魂はこもっているか? 本気で実現しようとしているか?
これまで見てきた通り、不徹底な資源管理や政策の立案・実行・検証に欠かせない「データ不足」、非持続的ともとれる補助金政策など、構造的な問題が改革の行く手を阻んでいる。
日本の漁業を支えているのは、海に出て、荒波にも抗う漁師たちだ。漁師なくして漁業の復活はあり得ない。しかし、2003年に23・8万人いた漁業就業者数は18年には15・2万人となり、減少に歯止めがかからない。このままでは高齢者の退職によって深刻な成り手不足に直面することになる。
打開策はあるのか──。
誤解を恐れず踏み込んで言えば、……
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