一般的なeVTOL(電動垂直離着陸機)は飛行に特化したものが多く、離着陸に広い場所を必要とするものも多い。しかし、「ASKA」は新しい設備に大きく依存せず、すでにあるインフラを利用しエアモビリティを実現できる。クルマの機能もあるため、町中にある既存の駐車場や充電ステーションを利用できる。20㍍四方程度の場所があれば離着陸が可能で、着陸後は地上を走行できるため、点から面への自由な移動が可能になる。既存のインフラを最大限利用し、環境への影響を抑えられるからこそ、シームレスにスケールアップができる。
実現するために、さまざまな試行錯誤を重ね、今年5年目にしてようやくフルサイズモデルのプロトタイプ完成に近づいた。発売予定は26年で、予定価格は78万9000㌦。購入したり、タイムシェアで利用できる。既に50件以上の予約を受けている。一般の個人ユーザーに加え、エアタクシー、医療関係、災害時の利用などを想定している。
高校を卒業して英国
そしてイスラエルへ
「なぜ起業したのか?」といえば、……
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