2024年6月17日(月)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年6月10日

 一般的なeVTOL(電動垂直離着陸機)は飛行に特化したものが多く、離着陸に広い場所を必要とするものも多い。しかし、「ASKA」は新しい設備に大きく依存せず、すでにあるインフラを利用しエアモビリティを実現できる。クルマの機能もあるため、町中にある既存の駐車場や充電ステーションを利用できる。20㍍四方程度の場所があれば離着陸が可能で、着陸後は地上を走行できるため、点から面への自由な移動が可能になる。既存のインフラを最大限利用し、環境への影響を抑えられるからこそ、シームレスにスケールアップができる。

ASKAのコックピット。ドライブモードとフライトモードで、手前の画面がスイッチされる。(ASKA)
上昇するときは6つのプロペラが上を向き、空を飛ぶときは中央の翼についたプロペラが前向きになる。(ASKA)
ドライブモードの際には翼は折りたたんで駐車する。(ASKA)

 実現するために、さまざまな試行錯誤を重ね、今年5年目にしてようやくフルサイズモデルのプロトタイプ完成に近づいた。発売予定は26年で、予定価格は78万9000㌦。購入したり、タイムシェアで利用できる。既に50件以上の予約を受けている。一般の個人ユーザーに加え、エアタクシー、医療関係、災害時の利用などを想定している。

ラスベガスで開催された「CES2022」に展示されたプロトタイプ(ASKA)

高校を卒業して英国
そしてイスラエルへ

 「なぜ起業したのか?」といえば、……

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Wedge 2022年6月号より
現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう
現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう

日本企業の様子がおかしい。バブル崩壊以降、失敗しないことが“経営の最優先課題”になりつつあるかのようだ。しかし、そうこうしているうちに、かつては、追いつけ追い越せまで迫った米国の姿は遠のき、アジアをはじめとした新興国にも追い抜かれようとしている。今こそ、現状維持は最大の経営リスクと肝に銘じてチャレンジし、常識という殻を破る時だ。


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