通常より開店を繰り上げ、7時から販売を行った同店。「1Q84」以来3年ぶりとなる村上春樹さんの新刊ということで店の前にはオープン前から行列ができた。
1階の売り場には同店名物の「タワー積み」が登場。「1Q84」発売の時もタワー積みを行いその高さや形などで話題を集めたが、今回はそれよりも高く約200冊で作り上げた「同店史上最高」のタワーを設置。1000部を仕入れており、すぐに追加で500部を入荷予定。「最近では一番多い新刊の仕入れ数」と同店の松下さんは話す。
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早朝から行列ができたことと、「タワー積み」が行われたことを伝えています。「1Q84」の発売時よりも高いタワーということで、ここからも新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」への期待が伺えます。
店の看板が「村上春樹堂」(http://kanda.keizai.biz/photoflash/420/)にまでなっている様子を見ると、思わず「やり過ぎでは…?」と思ってしまいそうですが、早朝から並んだ人たちにとっては、確かに「三省堂書店神保町本店」ではなく「村上春樹堂」だったのでしょう。
出版不況と言われる中で、1冊新刊を出すだけで各書店がこれほど特別な計らいを行う書き手は村上春樹さん以外にいません。三省堂有楽町書店の女性スタッフが言ったように、まさに「お祭り」のような騒ぎ。Amazonではすでに100件以上のレビューが書き込まれています(http://www.amazon.co.jp/dp/4163821104/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1366015132&sr=8-1&keywords=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9)。あなたはこの新刊、いつ読みますか?
*転載記事の一部を編集しました。
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