こんにちは。「みんなの経済新聞ネットワーク」(略して『みん経』)です。みん経では日本全国から「ハッピーニュース」を届けることがコンセプトのひとつ。先週、日本全国で話題になったハッピーニュースと言えば…。村上春樹さんの3年ぶりの新刊が発売されたことです。深夜から書店に行列ができた様子をテレビのニュースで見た人も多いのでは?
新刊発売のニュースを取り上げる前に、こんなニュースをひとつご紹介しましょう。「村上春樹作品に登場する書籍91冊-下北沢の本屋でオークション販売」(下北沢経済新聞/2012/10/26)(http://shimokita.keizai.biz/headline/1632/)。昨年、下北沢にオープンした「本屋B&B」は、書店ながらビールを飲めたり(B&BはBook&Beerの略)、ほぼ毎日トークイベントなどのイベントを行ったり…などの試みで話題になっています。
同店で昨年10月末に行われたのが、村上春樹作品にちなんだ書籍のオークション。村上春樹作品そのものではなく、村上春樹作品の中で登場人物が読んでいたり、メタファーとして登場したりする作品、全91冊をオークションにかけるというもの。オークションの最低価格は1万円でした。このオークションでみごと入札したのは、都内の有名書店に勤務していた経験のある30代の女性だったそう。入札価格は明かされていませんが、こんなオークションが行われること自体、村上春樹作品が多くの人に愛され、読み込まれている証拠ですね。
三省堂が「村上春樹堂」に!
さて、今回の発売について、みん経で最初のニュースが出たのは4月8日。銀座経済新聞が、三省堂有楽町店を取り上げました。「村上春樹さん新作、発売日に早朝販売-三省堂有楽町店」(銀座経済新聞/2013/04/08)(http://ginza.keizai.biz/headline/2252/)。同店では、通常は10時開店のところを、早朝7時から特別販売するという記事。発売を心待ちにする女性スタッフの「お祭りのように盛り上げていきたい」という言葉も印象的です。
そして、発売当日の記事がこちらです。
* * *
神保町・三省堂書店、村上春樹新刊発売で早朝から行列-恒例タワー積みも(2012/04/12)
神保町の「三省堂書店神保町本店」(千代田区神田神保町1)で4月12日、作家・村上春樹さんの描き下ろし長編小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」発売を記念した特別販売を行なっている。