台湾有事に関係する「高市発言」の後、中国政府は日本産水産物輸入の再停止、レアアースについてデュアルユース輸出規制、訪日旅行の抑制のなど対日制裁を次々と打ち出してきた。また、日本のアーティストのコンサート、アニメや文化イベントの中止・延期なども続出している。
香港では、日本で2025年にヒットした香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の続編(3作目)に木村拓哉が出演予定だったが中止となるなどしている。中国での一連の動きが、特に政治経済ではなく、エンターテインメントにまで香港に波及する事実は、中国の影響をより受けやすくなったことを示している。
制裁の数は尖閣で揉めた時以上
日中関係は、良くなったり悪くなったりというサイクルを繰り返してきた。近年、中国の反日感情が大きく高まったのは、2010年尖閣諸島での中国漁船衝突事件で、この時も中国政府はレアアースの輸出を規制した。また、12年の尖閣諸島国有化では中国全土で反日デモが起こったが、両事案での対日制裁措置は連続的行われることはなかった。
これに対し、今回の強行姿勢は様々な手が講じられ続けている。それは、「台湾」という中国にとっての「核心的利益中の核心」ゆえに、国内的にも、対外的にも弱腰になることはできないからだ。
