――美味しい魚の見分け方はありますか?
片野氏:美味しい魚は、見た目より時期が大切です。旬かどうかですね。私たちも外見だけでは美味しいか否かの判断が難しいので、開いて中の肉質の色などで判断します。あとは脂ののりが重要ですね。
ちなみに、外見で分かるのは鮮度です。例えば、目が透き通っているものがいいとか、サンマであれば、口先が黄色いものがいい、とか。
――最後に、本書をどのような方に読んでほしいですか?
片野氏:この本は、是非若い方に読んでいただきたいですね。業界関係の方はもちろんですが、特に若い方にこういう日本や世界の水産業の状況があって、それに対処する方法や考え方があるということを知っていただきたい。
水産業に対して様々なイメージをお持ちかとは思いますが、今までとは違った見方ができるのではないかと思います。
私は、日本の水産業は復活できる、そして再び世界一になれると信じています!
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