2024年7月23日(火)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2013年9月30日

 これは、米国のアジア政策に疑問符をつけ、同盟国やパートナー国の心配の種を増やす。アジア諸国は米中の緊張激化を恐れているが、同時に中国に一人で立ち向かうことは欲していない。シリア問題は、オバマが世界的な約束を守るために苦労していることを示す。シリアへの軸足移動は、アジアをより安定させるのではなく、アジア諸国を疎外しかねない、と論じています。

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 この論説は、オバマがシリア攻撃を打ち出した際に、それによってアジアが手薄になることを懸念して書かれたものです。その後、ロシアが提案した化学兵器の国際管理にアサドが合意したことで、当面は、米国のシリア攻撃の可能性は遠のきました。が、シリア問題を出すまでもなく、「アジアへの軸足移動」が兵力や予算の面からも不十分であることは、以前から指摘されていることです。

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