扉の向こうに広がる、ブルキナファソの「色鮮やかな世界」
目立つことが好きではないのか、見せかけではなく中身で勝負と思っているのか。外からわかりにくい見た目ながら、その実、魅力を隠し持ち、海外へ出て行く気概を持った人が確かにいるのである。昔ながらの色使いだけでなく、時には化学染料も使いながら、また、日常的に使うものばかりではなく、売り物としてのものづくりも考えながら、はたまた国内に留まらず、海外へ向けた表現も意識する人達である。
扉を開けて待ってくれてはいないので、こちらが探し出して扉を開けるという努力は必要なのだが、開けてくれた暁には、色鮮やかな世界を見せてくれる。
なにも工芸の分野だけでなく、国際協力であろうとビジネスであろうと、これがブルキナファソとの関わり方なのだな、とじわじわと実感の湧いてくる色探しの時間になった。
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