2024年11月22日(金)

田部康喜のTV読本

2013年10月2日

 火災を「起こさない」、「消す」そして「逃げる」である。

 北区の木造住宅密集地帯の避難訓練が取り上げられる。地区の住民の7割が、避難場所として、小学校を上げた。しかし、防災学者は、小学校は火災による熱風が襲った場合に危険である、と説く。緑地が広がる地域に逃れるのがよい、という。この助言にそって、避難訓練がなされる。密集地域は狭い路地と、思いのほか随所に階段があって、想定の時間内に避難場所に逃れることができなかった。

 「あまちゃん」が、大震災とその直後の震災地と東京を描いていたとき、2020年の東京五輪の招致が決まった。7年後の東京と日本は、過去から学んでいなければならない。(敬称略)


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