(2) 11月12日付:評論員による「18期3中全会精神を真剣に貫徹、実現させる」と題する連載の第1回目「『三種の意識』で改革の全面的な深化を進める」と題する論説(なお、「三種の意識」とは、(1)先取りの意識、(2)チャンスの意識、(3)責任の意識)
強烈な使命感で、あえて強情な気骨で、あえて危険で急なところをわたり、思想観念の障害を突破し、利益の固定化の垣根を突破するさらに大きな決心で道を前進する必要がある。問題を解決するための挑戦をしなければならない。
(3)11月15日付:上記同連載の第2回目「改革の全面的深化という総目標を理解する」と題する連載
経済社会の発展要求に比べ、人民群衆の期待に比べ、日増しに激しくなる国際競争に比べ、われわれ(の認識や政策措置=佐々木注)はかなり不足している。いかに方式転換を通じて全面的で協調的で持続可能な発展を求めるのか? いかに改革、発展、安定の関係を立派に処理し、近代化プロセスの連続性を維持するのか? いかに効率を高めると同時に、人民の公平正義に対する要求を満足させるのか?
(4) 11月15日付:周人傑「改革の全面的深化という大きな試験を迎える」と題する論説
実行されない、(これが)いつも改革が進まない根本的原因である。例えば、「旧36条」(2005年公布の「個人私営など非公有制経済発展の奨励、支援、指導に関する意見」=佐々木注)から「新36条」(2010年に国務院が公布した「民間投資の健全な発展の奨励、指導に関する意見」=同)、さらに改革誘導型の政策を集中的に打ち出しており、民営経済が市場での平等な地位を勝ち取るための改革措置は十分と言える。しかし、現実の中でのさまざまな障害によって、今日まで「禁止ではなく、すぐ参入」というポイントは実行されていない。「隠れた差別」は個別領域で依然横たわっている。「道は近いが、行かない、至らない」「事は小さいが、実行しない、成功しない」。
(5)11月16日付:習近平「『決定』に関する説明」の全文(18期3中全会期間中に行われた講話で、15日に新華社が配信したものを掲載)
思想観念の障害を突破し、利益の固定化の垣根を突破し、思想を解放することが最も重要である。改革深化の問題で、一部の思想観念の障害はいつも体制外から来るものではなく、体制内から来る。思想を解放しなければ、われわれは各種の利益の固定化の問題の所在を見極めることが難しく、突破の方向や到達点を探すことが難しく、創造性の改革措置を手にすることが難しい。そのため、必ず自己革新の勇気と度量を持ち、さまざま規定や制限を飛び出し、部門利益の干渉を克服し、積極的で主導的な精神で改革措置を研究、提出しなければならない。