2024年6月26日(水)

BBC News

2024年6月17日

イスラエル国防軍(IDF)は16日、パレスチナ自治区ガザ地区により多くの人道支援物資を運び込むため、南部の幹線道路で毎日、一定時間の「軍事活動の戦術的停止」を行うと発表した。

この発表は、すぐに極右の政府閣僚たちからの激しい政治的攻撃を引き起こした。

これに対しIDFは、ガザ南部での戦闘の終結や人道支援の受け入れに変更はないと主張し、迅速に反論した。

この発表がこれほどの物議を醸したという事実は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の、ますます厳しい状況を浮き彫りにしている。

ネタニヤフ氏の、イスラム組織ハマスを解体し人質全員を解放するという軍事目標は、イスラエル側も大きな代償を払う結果となっている。

また、ネタニヤフ氏は政権維持のために極右勢力の協力を必要としており、戦争を終結させれば政権も終わりとなる可能性との板挟みになっている。

ルーシー・ウィリアムソン中東特派員が解説する。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c2vvynqwpy3o


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