2024年6月20日(木)

科学で斬るスポーツ

2013年12月27日

スーツのルール変更も影響か?

 スーツ(ウエア)に関するルールが競技結果に影響を与えることもある。かつて、ジャンプ選手のスーツはダボダボが代名詞だった。ダボダボのスーツだと揚力が得やすくなるからだ。前回五輪では、スーツのゆとり幅は胸囲+6cmだったが、今回は2cmまでに縮小された。ほとんど体にぴったりのスーツである。これによって揚力は小さくなり、選手は揚力より空気抵抗を減らすことに力を入れるようになってきた。高梨選手が、への字型に姿勢を変えたのも、空気抵抗を減らすためと考えると納得がいく。

国立スポーツ科学センターの風洞実験施設

 今年、アスリートたちの競技力向上をサポートする国立スポーツ科学センターに、風洞実験施設が開設された(右写真)。どんな姿勢だと、空気抵抗が小さいのか、揚力が大きいのか、データを集め、選手にフィードバックできる。ジャンプは向かい風がいいが、この実験施設は、日本勢には追い風となる。

 抜群の調整力を持つ、高梨選手は金メダルに最も近いと言われる。男子の41歳のベテラン葛西紀明もW杯で3位になった。ソチ五輪のジャンプは話題豊富。わくわくしながら観戦したい。

[特集] 不屈のアスリートたち


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