パレスチナとイスラエルの若者たちは、現在進行中の戦争と未来について、どんな考えをもっているのだろうか。BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長が、それぞれの土地で話を聞いた。
エルサレムでは、予備役としてガザ地区やレバノン国境での戦闘に参加していた若者たちを取材。
そのうちの1人は、イスラエルには今戦争をするか将来もっとひどい戦争をするかの選択肢しかなく、停戦や和平合意という選択肢はないと語った。
また、イスラエルが多くの民間人を殺しているという批判については、そうした意図はないと主張した。
そのうえで、こうした批判の根底には反ユダヤ主義があると話した。
一方、イスラエル占領下のパレスチナ・ヨルダン川西岸地区ナブルスの地域リーダーたちは、西側諸国はイスラエルおよびウクライナに対するときと、パレスチナ人に対するときで態度を変えていると指摘。
パレスチナ人が日々殺されている中、国際社会は安全圏にとどまっていると述べた。
また、イスラエルが国際法や戦争法を守っているとは思えないと話した。