2024年4月23日(火)

あなたが知らない街のNews みんなの経済新聞

2014年5月16日

 店主の山東睦央さんは「物件を見て一目ぼれした。施工を任せた出入りの大工からも『こんな建物、今は二度と建てられない。金のことは考えなくていいから、俺の話を聞いてくれ』とデザインを提案されるほど。とにかく元の風情を壊さないよう、あるものは全て有効活用し、最後にはこんなに楽しい仕事はなかったと言われた。大工と料理人、お互いの夢を乗せた最高の店を持つことができた」と笑顔を見せる。

 「古民家は夏暑く、冬寒いがそれも味のうち。例えば、登山道が登りにくいからエスカレーターにしろと駄々をこねる無粋な人がいないのと一緒。すきま風にも風情を感じながらゆったりと料理を楽しんでほしい。いろいろな事情もあるだろうが、今、飛騨の各地域で良い古民家がどんどん取り壊されていて悲しい。この店がそういった状況にブレーキを掛ける何かのヒントになれば」と期待を寄せる。

 メニューは、和食経験を長年積んだ元フランス料理人の山東さんが腕をふるう。地元食材と素材の鮮度にこだわった和洋折衷の創作コース料理は3,800円~8,500円。常連の定番という「大人気!マダムチーズ」(300円)をはじめ、「名物!雨音たまご」(150円)、「びっくりBigなエビマヨ」(1,500円)、「むっちゃんにおまかせ魚料理」(時価)など。

 ドリンクメニューは、飛騨各酒蔵の地酒をはじめ、「十四代(山形県)」(1合1,500円)など、店一押しの日本酒は20種以上。各種カクテルは580円からで、プレミアムカシスグレープフルーツ(1,000円)などを用意。ワインはフルボトル2,500円~、常時100種類以上を取りそろえる。

 営業時間は17時~23時。

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 「古民家は夏暑く、冬寒いがそれも味のうち」という言葉にこだわりを感じます。

都内の古民家でBBQ
アメリカ料理提供の店も

 古民家が多く残ると言われる倉敷からはこんなカフェが。外観の画像を見ると、まるで絵本の中に出てきそうな古民家です。

 倉敷・酒津公園前に古民家カフェ「桜花」-和風スイーツ主力に (倉敷経済新聞/2014/5/9)
http://kurashiki.keizai.biz/headline/408/


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