2024年11月22日(金)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2014年6月11日

 私は確信します。絶対に「OK!」と言うことを。

 だからといって、本当に彼ら彼女らの税金を使わせてもらおうと思っているわけではありません。

 言いたいことは、「地域で子どもを育てる」ことの近未来には、そういう側面もあるんだということなんですよね。

 つまり、誰かさんが言っている「美しいニッポン国」が先にあるのではなく、親には相談しにくいことでも相談できる身近なおじちゃんやおばちゃんが先にあり、その存在が彼ら彼女らにとって「美しいのかどうかが大事」なんだろうと思うのです。

「育児なしの父」にならないために

 さて、以前に私はNPOが発行の父親の子育て参画の小冊子づくりに関わりました。

 その際いただいた素敵な大型のポスターがこの2枚です。

「父、育児に帰る。」啓発ポスター。少子化への対応を推進する国民会議制作、2003年

 1枚(左)には、「パパはてんやわんや。あぁ大変、あぁ幸せ。」の文字が、楽しそうな若いお父さんと2人の笑顔の子どもが写っています。そして、コピー文はこうです。

育児で成長するのは、子どもだけではありません。確かに楽じゃないし、楽しいばかりじゃない。でも、子どもと向き合ったパパだけがほんとうの家族の絆にたどりつき、かけがえのない自分に気づくのです。今、最高に充実した時間。父、育児に帰る。

 かたやもう1枚(右)には、「私は、育児なしの父でした。」のフレーズとともに、なんだか暗そうなちょっと年配のお父さんがポツンと一人電車内で写っています。そのコピー文は、こうです。

私はある日気づきました。子育てに全く参加しなかった事実にです。忙しい、面倒くさい、カッコ悪い……と言い訳をつくって逃げていたのです。しかしそれは間違っていました。子どもと向き合うことで、楽しい発見や喜びがたくさんあること。子育てを通して経験する時間の濃さが家族の絆を深め、自分を高めることに今更ながら気づいたのです。だから、これからの社会を変えていこうと思います。若いパパ諸君が私のような育児なしの父にならないように。

 どちらもいつからでも選択できるんですよね。自分次第でね。

 てなことで、父の日は笑顔で家族と過ごしましょう!

 では次回まで、アディオス! アミ~ゴ!

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