ウクライナの全面侵攻開始から来年2月で4年になる中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は戦争の行方に自信を深めているとされる。戦場で前進しているだけでなく、アメリカのドナルド・トランプ政権が欧州批判を強め、ウクライナとの和平仲介ではロシア寄りと思える和平案を提示したほか、ロシアに歓迎される内容の安全保障戦略を発表したからだ。
9日にはクレムリン(ロシア大統領府)だけでなく、モスクワ近郊にあるチェーホフの町でも「祖国英雄の日」を祝う式典が行われた。
町の文化センターでは、子どもたちが「未来の祖国を守るのはあなたたち」と教えられ、市民は「私たちが必ず勝利する」と強調する。
スティーヴ・ローゼンバーグBBCロシア編集長が現地から報告する。
