開発は次のステージへ
グローバルな競争に目を向けると、現在のヒューマノイドロボットは、間違いなく、米国と中国がリードしています。特に、中国製ロボットは近年目を見張るほど柔軟な動きを披露しており、開発市場においても、圧倒的なシェアを誇っています。
しかし、台湾の多くのテックリーダーたちが指摘しているのは、「見事な動きをこなすものの、現時点では実用性が十分とはいえない」ということです。これは、先駆者たちの努力を否定するものではなく、ヒューマノイドロボットが次のステージに移行したことを意味しています。そして、それこそが台湾が最も得意とする領域です。
台湾には世界に誇る半導体、AI技術があり、日本はハード面では世界一だと思います。日台の協力関係は強固ですが、英国、米国などとも協力しています。それぞれの強みを生かせば、米中との差を埋めていくことは十分可能だと考えています。
現在は台湾に戻り教鞭を執っていますが、今でも早稲田大学の招聘研究員を務めており、私は単なる一人の研究者・教育者にとどまらず、「台湾と日本のロボット学術・産業交流の架け橋」でありたいと常に願っています。
