2026年7月12日(日)

韓国軍機関紙『国防日報』で追う

2026年7月12日

 6月末にソウルで行われた日韓防衛相会談では、アクロバット飛行チームへの訪問や卓球親善が話題になったが、韓国側は小泉進次郎防衛大臣にある特別なギフトを贈った。一方で上半期の終了にあわせて、全軍主要指揮官会議が開催され、国防AIトランスフォーメーション(AX)の目玉である「国防特化型AI」が試験導入されることが決まった。

11年ぶりの日本防衛相の訪韓

 安圭伯国防部長官と小泉進次郎防衛相が6月28日、ソウルの国防部庁舎で会談した。日本の防衛相が二国間会談のため訪韓するのは2015年以来、11年ぶりだが、両氏の会談自体は1月の安長官訪日、5月のシンガポール会談に続く6回目にあたる。今回の日程には、堅い協議だけでは終わらない場面がいくつも織り込まれていた。

 前日の27日、小泉氏は国立ソウル顕忠院を参拝した後、安長官の専用ヘリに同乗して江原道・原州基地へ向かった。目的地は空軍のアクロバット飛行チーム「ブラックイーグルス」。小泉氏は同チームのT-50Bに搭乗して操縦席を体験し、安長官からはチームの模型を土産に受け取った。

 会談当日の午後には、別の趣向もあった。両長官は安長官の地元・東大門にある韓国国防研究院(KIDA)に移り、日韓の大学生ら約50人との「青年安保対話」に臨んだ。堅い形式を離れ、軽いレクリエーションから和やかに進み、両氏が若者に伝えたい安保のメッセージを語ったうえで、質問に直接答える双方向の対話となった。

 締めくくりは卓球だ。シングルでは安長官が5対3で小泉氏を下し、長官チームと青年チームのダブルスは3対3の引き分けだったと伝えられる。実は卓球好きの安長官のために、1月の訪日時にも日本側の計らいで、小泉氏の地元・横須賀の海上自衛隊の施設で一戦を交えており、今回が2度目の顔合わせだった。


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