2026年7月4日(土)

勝負の分かれ目

2026年7月4日

 サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で、日本代表は最多優勝を誇るブラジルに1―2で逆転負けを喫し、3大会連続5度目の決勝トーナメントでも初勝利はならなかった。しかし、報道では健闘を称える記事が多く、帰国を出迎えたファンの声援も温かい。一部メディアでは早くも森保一監督の続投の可能性も報じられる。

サッカーW杯韓国代表が仁川空港に帰国した際、洪明甫監督らを批判する韓国国民(YONHAP NEWS/アフロ )

 対照的なのがお隣の韓国だ。今大会は欧州や南米の強豪国で対戦がなかったものの、1次リーグで敗退し、韓国国内ではメディアも世論も批判の声が渦巻く。

 アジアのライバルだった日韓の関係も、近年は日本が圧倒し、同じくしのぎを削っていた野球と同様に両国のレベル差が開いている。

期待から落胆、怒りへ

 「大惨事」(スポーツ朝鮮)、「史上最悪のW杯」(日刊スポーツ)――。読売新聞は6月28日付でウェブにアップされた記事で、韓国メディアが、自国の1次リーグ敗退を厳しい論調で伝えたことを報じた。

 ロイター通信によると、韓国代表が6月30日に仁川国際空港へ帰国した際には、数百人のファンが洪明甫監督や協会を批判する横断幕を掲げて、怒号を浴びせるなど異様な空気に包まれたという。

 日本代表が7月2日に複数便で帰国した際の成田空港では、スポーツニッポンによれば、約500人のサポーターが出迎え、「日本代表、ありがとう!」という声も響いたという。まさに対照的な光景だろう。

 今回の韓国代表は、エースストライカーのFW孫興民(ソンフンミン、ロサンゼルスFC/アメリカ)らを擁し、1次リーグA組はチェコ、メキシコ、南アフリカと欧州や南米の強豪との対戦もなかった。しかし、チームは初戦のチェコには逆転勝ちを収めたものの、メキシコと南アフリカに連敗。32チームに枠が広がった決勝トーナメントへの進出が果たせなかった。

FIFAワールドカップ2026公式サイトより写真を拡大

 戦力や対戦相手の関係から期待が高かったゆえに、一転して落胆が怒りへと変わったことは明らかだろう。


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