勝負の分かれ目
試合の勝敗を決めた一つのプレーや采配、シーズンの行方を占ったチーム編成、歴史に残るイベントとなった大会運営への方針決定など、スポーツには明暗を分けた〝その時〟がたくさんある。選手や監督、または大会運営者たちはいかなる決断をしたのか。ビジネスの世界にも通じる成功と失敗を分ける判断力、紙一重の世界を、スポーツから学ぶ。
-
2025/12/18 河治良幸サッカーW杯優勝を目標に掲げる森保ジャパンはグループリーグでオランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者との対戦が決まった。どう勝ち抜くか。戦い方はアメリカ、メキシコ、カナダという3カ国を跨ぐことも考慮に入れる必要がありそうだ。
-
2025/12/17 田中充メディアによる「先出しスクープ」がまた波紋を呼んだ。パリ五輪柔道女子48キロ級金メダルの角田夏実選手について、多くのメディアが「引退の意向」と伝えたものの、角田選手はSNSで一連の報道への困惑を伝えた。SNS時代に求められるスクープは何な…
-
2025/12/02 河治良幸サッカー最大の祭典であるW杯の出場国が32から48に拡大したことで、小国やサッカー後進国にも、扉が開かれやすくなった。ただ、そうした数字だけでなく、欧州とのつながりや移民の流れ、情報革命の恩恵を受けた強化など、成長の理由は複合的だ。
-
2025/11/24 田中充メジャーリーグの移籍市場において、日本選手が今オフも大きな注目を集めている。西武の今井達也投手争奪戦が予想される。背景には、大谷翔平選手や山本由伸選手たちの活躍による日本先発投手の評価高騰がある。
-
2025/11/05 田中充大谷翔平選手ら3人の日本人選手が所属するドジャースがワールドシリーズを2連覇し、日本のお茶の間の話題もさらった。今後も日本からメジャーへ移籍するトップ選手は相次ぐとみられ、日本球界の空洞化はさらに深刻の一途をたどりそうだ。
-
2025/10/28 田中充プロ野球のドラフト会議で、米スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手の交渉権をソフトバンクが獲得した。日本球界では屈指の環境を持つソフトバンクだが、12球団で唯一、ポスティングシステムによるメジャー移籍を容認していない。日米どちらへ進むのか。
-
2025/10/27 河治良幸サッカー日本代表は10月、”サッカー王国”ブラジルを相手に、歴史的な逆転勝利を演じた。日本を大勝利に導いた森保一監督の言葉には、選手の心をつかむ指揮官のマネジメントが浮かび上がる。
-
2025/10/16 河治良幸Jリーグが発足した1993年から30年あまり。レベルは格段に上がったが、クラブ経営も変化した。この10年ほどで顕著になったのが、IT企業や新興企業の参入だ。経営モデルの転換期の最前線に迫った。
-
2025/10/15 田中充ドジャースの佐々木朗希投手が評価を急上昇させている。右肩の負傷でシーズン大半を離脱していたものの、終盤に中継ぎで復帰すると、大車輪の活躍をみせる。佐々木投手の年俸がメジャー最低保証76万ドル(約1億1000万円)であることを忘れてはならな…
-
2025/09/26 田中充日本のボクシング界が、試合での選手の「死」という深刻な課題に迫られている。8月には、同じ興行で2人のボクサーが試合後に命を落とした。KOシーンを醍醐味とする風潮や「水抜き」と呼ばれる過度な減量が背後にあり、特効薬は見当たらない。
-
2025/09/10 田中充プロ野球のセ・リーグは、阪神タイガースが史上最速でリーグ優勝を決めた。圧倒的な強さによって議論が再燃しそうなのが、プレーオフのクライマックスシリーズ開催の是非だ。在り方に一石を投じることになるだろう。
-
2025/08/27 田中充高校野球のアルプススタンドでの各校による特色ある応援は「夏の風物詩」でもあるが、全国各地から甲子園へ駆けつける費用が重くのしかかる現実がある。国内最大級のスポーツのメガイベントでありながら、なぜ、高校側は苦しいのか。
-
2025/08/19 田中充高校野球の「夏の甲子園大会」は近年、猛暑対策が大きなテーマとなっている。“小手先”の猛暑対策で過密日程を消化する「夏の甲子園」は、はたして時代に即しているのか。抜本的な大会の見直しも念頭に突っ込んだ議論を深める時期が差し迫っている。
-
2025/08/08 田中充プロ野球の2軍は、移転ラッシュを迎えている。新球場の大きな特徴は、観客席を大幅に増設してファンを呼び込む狙いがある点だ。2軍は従来、「コストセンタ-」というのが球界の常識だったが、「稼ぐ時代」へとシフトする可能性が高まりつつある。
-
2025/08/01 田中充プロ野球・ロッテが2034年開業を目指して建て替えを予定する新球場は、検討していたドームを断念した。夏の暑さが選手のパフォーマンスに影響しているとの指標も出る一方、ドーム型球場は建設費も維持コストもかさむというやむを得ない現状もある。
-
2025/07/12 田中充オンラインカジノによる違法賭博が日本のスポーツ界でも他人事ではなくなっている。スポーツベッティングでは、選手や審判に八百長などの不正の持ちかけや脅迫、誹謗中傷などを受けるリスクも伴い、すでに競技によっては処分者や逮捕者も出ている。
-
2025/07/08 田中充五輪2連覇を成し遂げた羽生結弦さんの生まれ故郷の宮城県仙台市の「ゼビオアリーナ仙台」に国際規格の通年型リンクが新たに完成し、開館記念イベントが行われた。アイスショーには、羽生さんをはじめ仙台ゆかりのスケーターが出演し、観客を魅了した。
-
2025/06/20 田中充プロ野球の日本シリーズ中継と同じ時間帯に、ワールドシリーズのダイジェストを放送したフジテレビに対し、取材パスを没収したNPBへ公正取引委員会が行政処分した。「取材拒否」は妥当だったのか。
-
2025/06/03 田中充プロ野球・巨人軍の選手、監督として活躍し、「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が3日、亡くなった。昭和、平成、令和の時代を生き、戦後の日本において、野球を国民的娯楽へと押し上げた時代の立役者だった。
-
2025/05/11 河治良幸日本人サッカー選手の海外移籍が活発だ。W杯出場を決めた森保ジャパンのほとんどが“欧州組”だ。世界で活躍する選手たちはどのような環境でキャリアを積み、結果を出して、成長していったのか。
|
|
|
