2026年7月18日(土)

Wedge REPORT

2026年7月17日

 毎年開催されるアジア最大のICT関連見本市、台湾のCOMPUTEX TAIPEI(以下、コンピューテックス)は、例年ほとんどがNVIDIAのCEO、ジェンスン・ファン氏の基調演説で幕を開ける。コンピューテックス開催に先立って台湾入りしたファン氏を一目見ようと空港には大勢が集まり、まさにスーパースター状態だ。

 今年は6月2日の11時に台北のコンサートホールで開催された同氏の演説は、事前申込制でかなり早くに満員御礼の状態で、開場2時間前でもすでに長蛇の列ができていた。

開園2時間前にも関わらず、長蛇の待機列となっていた(筆者撮影、以下同)
人で埋め尽くされたコンサートホール前の様子

 演説はまずAIによって起こされる革新的技術を紹介するビデオから始まった。医療、ナノテクノロジーから宇宙開発、ヒトと協業するヒューマノイドなど、あらゆる分野でAIトークンの重要性が高まっていることが強調された。

 続いて登壇したファン氏は、まず台湾のAI関連エコシステムにおける重要性を強調し、NVIDIAと関係のある各企業の代表を人形にして紹介、「台湾のスーパースター達」と賞賛した。

台湾のスーパースターとのチームワークを強調した

  ファン氏がまず強調したのは、「AIによって雇用が失われる、というのは間違いだ」という認識だ。なぜならAI関連の仕事は今後等比級数を超えて増加するため、ソフトウェアエンジニアの需要はますます高まり、それが社会全体に大きな恩恵をもたらすためだという。ホワイトカラーが減少する、という懸念には応えていないものの、AIが実用的になるにつれトークンが利益を生み出すことに産業界全体が気づき始め、さらに需要が加速する、という見通しを語った。


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