そしてここ数年。社会全体が豊かになってきたことを受け、今バンコクは「ペットブーム」を迎えている。昔は犬猫病院を見付けるのも大変だったが、今では大きな動物専門病院、ドッグラン、ペット保育園、ペットホテル、ペット用品店といった具合にペットビジネス大盛況だ。
安心して犬の散歩が出来るような環境インフラの整備にはまだまだ時間がかかるだろうが、ワンちゃんたちのタイ社会での地位が少しずつ上がってきたことは喜ばしいかぎりだ。
現在、我家では日本からつれてきた柴犬2匹を飼い、毎朝近所のお決まりコースを30分程散歩しているが、顔馴染みとなった近所の人と簡単な会話を交わすことが楽しみになっている。
先日は、日本では当たり前のビニール袋にペットボトルを持って「犬の糞片付け」をしていたら、おばさんから「日本人は偉いよね、ありがとう!」と声を掛けられた。ワールドカップでも同じことが世界の彼方此方で話題になったようだが、我家ではワンちゃんのお陰で少し嬉しい気持ちになった。(バンコク在住ビジネスマン)
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