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2014年11月25日

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山本莉会 (やまもと・りえ)

プレスラボ

1986年大阪生まれ。中国人×日本人のクォーター。IT系広告代理店に勤務した後、編集プロダクション・プレスラボへ。ニュースサイトや広報誌などで企業取材&ライティングを行う一方で、ネットを使った広告・PRの企画立案にも携わる。

少なくないスキャンダル
アナウンサーの清廉性とは

 筆者個人としては、ホステスのアルバイト歴が内定を取り消すほどのことかと思う。そもそもアナウンサーに清廉性を求めること自体、最近は減っているのではないだろうか。

 筆者がまだ学生のころ、毎週楽しみにしていたバラエティ番組「恋のから騒ぎ」。素人の若い女性らが毎週登場し、あけっぴろげに自身の恋愛エピソードや恋愛観を話していたが、気が付くとそこから小林麻耶アナや小林麻央アナ、小倉弘子アナなどのアナウンサーが誕生していた。また、隠し子がいたことが発覚しテレビで謝罪会見を行った宮根誠司は番組の看板としてキャスターを続けている。

 報道以外の仕事も多く、タレント的な華やかさが求められる最近の「女子アナウンサー」。日テレの人事部長は彼女との話し合いの席で、過去に写真流出スキャンダルとなった夏目三久アナのことを挙げ「夏目三久のときはいろいろと書かれて、本人が傷つき、退社することになってしまった」と話したそうだ。(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41099

 日テレ側の内定取り消しの対応はいかがなものかと思うが、人事部長の言うことは一理ある。この女子大生がアナウンサーとなった後にホステスのアルバイト歴が発覚した場合、おそらくメディアはこぞってその経歴を書くだろう。私たちはそのとき、夏目三久アナのときと同じように「その情報を見たい」と思うのではないだろうか。

 このニュースを見て「日テレがひどい」と言う人や女子アナに対して同情する気持ちから企業側を責める人もいるだろう。しかし、なぜそれが起きてしまったかを考えたとき、私たちの「世間の目」が少なからず影響しているような気もする。一社員でありながらメディアに露出しなければいけないアナウンサーなら仕方ないのかもしれないが、「世間の目」が影響を与えてしまうことがあるのも事実だ。アナウンサーが必ずしも清廉である必要はないと思うが、「世間の目」が企業の迷走を引き起こす要因の一つになっていることも頭に留めておきたいと思う。

  
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