テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。
ホステスバイトで内定取り消し
擁護の声が挙がる一方、批判意見も
アナウンサーとして内定が決まっていた日本テレビにホステスのアルバイト歴を告白した結果、内定取り消しになった女子大生が日テレを相手取り裁判を起こしている。
ことの発端はすでに内定が出て研修をスタートさせていた今年3月。人事担当者に「母の知り合いの関係者が経営している銀座の小さなクラブで、お手伝いを頼まれて短期間アルバイトをしていたことがあるが問題ないか」と話したことがきっかけだという。その後5月になって、日テレ側から「アナウンサーには、極めて高度の清廉性が求められる」「銀座のクラブでホステスとして就労していた貴殿の経歴は、アナウンサーに求められる清廉性に相応しくないもの」といった内容の書面が届き、内定が取り消しになったというのだ。
この一件に対するネットの反応を見ると、twitterでは
「これは明らかに職業差別」
「日テレにがっかりしています。水商売の是非はともかく、これが一般企業なら、マスコミの批判対象になっていたのではないでしょうか?」
「日テレのクラブ経験女子アナの内定取り消し、9月に内定して5月に内定取り消しになってるから、普通の就活としてもかなり痛い。そこからもう一回就職活動しないといけない。しかも第一志望。」
と彼女を擁護する声も多い。
しかし、一方で
「「そんなことで」と発している時点でアナウンサーという職業に問われている姿勢を軽んじているように感じるが。一般職希望したら?」
(現代ビジネスの記事「ミス東洋英和が日テレの「女子アナ内定」を取り消された理由 独占スクープ「まさか、そんなことで…」顔出し実名告白」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41099)に対する発言)
「親が夜のお店を手伝いに行けって時点で家庭環境アウト」
など、批判や偏見もあるのが現状だ。ごく一部かもしれないが、少なからずあるこういった意見を容易にテレビ局が切り捨てられるかと聞かれると、それも難しいのではないだろうか。