実際にこのタイトルを付けた編集者に確認したところ、「意図的にこのタイトルにしています。『うどんに合わせてテクノをこねる』でもギリギリつじつまは合うと判断したのと、すでに当メディアでテクノうどんをあつかうのが3回目になるので変化もつけました」と回答してくれた。(※ライター注 ギャグを解説させるような無粋なことをして申し訳ございません。ご回答誠にありがとうございました)
普通にイベント告知をするよりも、釣りタイトルに釣られたユーザーたちがSNSでツッコミを入れるというほうが、断然拡散力もある。結果的に、広くイベントが知られることになるので告知記事としては大成功と言えるのではないだろうか。単純にアクセス増だけを狙う釣りタイトルとは違い、遊び心溢れたいい釣りタイトルだ。ユーザーも積極的に釣られにいっているようにも感じる。
このようなメディアとユーザーの一体感を感じる「釣り」は個人的には歓迎していきたい。とはいえ今回の例は、メディアのカラーをしっかり築いてきた「ねとらぼ」だからできることだと思うので、この釣りタイトルを初めて見たとき筆者は「うらやましい」という感想が一番で、尊敬の念を込めて紹介させていただいた。
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