2023年1月31日(火)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2015年5月25日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

増加の一途をたどる
小中学校の特別支援学級

 秋津小学校には特別支援学級がありません。だからそんな子は普通学級で普通の友だち(?)と学びます。

 そして卒業していきます。S子ちゃんもそのひとりでした。

 ところで、特別支援が必要な子はものすご~く増えているんですよね。

 文部科学省のデータによれば、小学校の特別支援学級は2013(平成25)年度の学級数が10年前の2003(平成15)年度と比較して1万2749 学級も増え、中学校のそれも6073学級も増えているんです。

 その小中学校の特別支援学級に通う子ども数は、10年前の倍の約17万5000人にものぼります。

 また、秋津小学校のように特別支援学級がなく普通学級に在籍している子でも、状況に応じて特別な授業を外部の施設で受けることができる「通級指導」の対象の子も約7万8千人もいて、この10年間で2.3倍にも増えているんですって。

 全小中学校の子は約76万人も10年間で減った少子化にも関わらずなんです。

 だから、人手が必要な特別支援学級の先生は大変なんですよね。

 しかも特別支援学級の先生の約7割もが、特別支援学校の先生のように教えることができる免許がないことからなおさら大変なんですよね。

 さらに近年は、食物アレルギーの指導や、昨年度から施行されたいじめ防止対策推進法による新たな業務なども加わり益々忙しくなっているんです。

 しかし、食物アレルギー対処の基本は家庭だろうと思うのですが。

 いじめ問題もいじめ防止対策推進法の第9条で「保護者の責務等」とその責任も明文化されているのに、先生のみの仕事になっているのではないでしょうか。

 携帯やSNSの扱い方なども含めて家庭や地域でのそれまでの育ち方に起因する人間関係能力の希薄さから、たまたま学校でいじめ(らしきものも含めて)が発現されると見ることもできるのではないかと思うんですが。


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